
VSCode+Todo Treeでタスク管理|Markdownで作業ログを残すエンジニアの実務メモ【2026年追記】
※この記事は2023年4月に書いたものですが、いまでもアクセスが多いため、2026年時点の実務視点を追記しました。
VSCodeでコードを書いていると、タスク管理がだんだん散らかってきます。
Notionに書く。
付箋に書く。
Googleドキュメントに書く。
チャットに投げる。
頭の中で覚えておく。
どれも一時的には便利です。
でも、エンジニアの仕事で本当に怖いのは、タスクが消えることではなく、「なぜその作業をしていたのか」が後から分からなくなることです。
私自身、途中で割り込みが入ったり、急ぎの修正が入ったり、別案件の確認が差し込まれたりすると、
「あれ?さっきどこまでやったっけ?」
となることが何度もありました。
そこで試してみて、いまでも相性が良いと感じているのが、VSCode+Markdown+Todo Treeの組み合わせです。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=Gruntfuggly.todo-tree

Todo Treeとは何か
Todo Treeは、VSCode上で TODO や FIXME などのコメントタグを拾い、サイドバーに一覧表示してくれる拡張機能です。
たとえばコードの中に、
// TODO: フォーム送信後のバリデーションを見直す
// FIXME: Safariでレイアウトが崩れる
と書いておくと、Todo Treeがそれを拾ってツリー表示してくれます。
コードだけでなく、Markdownのメモにも使えます。
- TODO: 今日中にトップページの文言を見直す
- TODO: お問い合わせ導線を確認する
- FIXME: 料金表の表記が古い
こうしておくと、VSCodeの中で作業メモとタスクを一緒に扱えます。
なぜNotionではなくMarkdownに戻したのか
Notionは便利です。
タスクボードも作れるし、メモも整理しやすい。
チーム共有にも向いています。
ただ、私が個人の作業ログとして気になったのは、次の点でした。
- 仕事の細かいメモを外部サービスに置き続けることへの不安
- コードや設定メモと作業メモが分断されること
- あとから検索するときに、プロジェクト単位で見返しにくいこと
- 「今日なぜその判断をしたのか」が、タスクだけでは残りにくいこと
もちろん、Notionが悪いわけではありません。
チーム共有や進行管理には強いです。
ただ、自分の作業ログとしては、プロジェクトフォルダ内にMarkdownで残す方が、私には合っていました。
project/
docs/
2026-06-11-worklog.md
src/
README.md
このようにしておくと、コード、仕様メモ、作業ログが同じ場所に残ります。
後から見返したときに、
「この修正はなぜ入れたのか」
「このTODOは何のためだったのか」
「この作業は完了したのか、保留なのか」
が追いやすくなります。

私の使い方:日報MarkdownにTODOを書く
私の場合、毎日ざっくり日報のようなMarkdownを作っています。
# 2026-06-11 作業ログ
## 今日やること
- TODO: A社サイトのトップページ文言修正
- TODO: Googleビジネスプロフィール投稿案の確認
- TODO: ブログ記事の内部リンク追加
- FIXME: お問い合わせフォームの完了画面の文言が古い
## 作業メモ
午前中はA社サイトの修正。
トップページのファーストビューで、訴求が少し抽象的だったので、具体的な業種名を入れる方向で調整。
## 判断メモ
料金表は今回は大きく変えない。
先にCTAと導線を改善して、アクセス解析を見てから判断する。
これをVSCodeで開いておけば、Todo Tree側にTODOだけが一覧表示されます。
本文には判断の理由を残し、Todo Treeにはやることだけを見せる。
この分離がかなり使いやすいです。

Todo Treeで拾わせたいタグ
最初はシンプルでいいと思います。
TODO
FIXME
BUG
NOTE
REVIEW
私なら、次のように使い分けます。
- TODO: これからやる作業
- FIXME: 不具合・古い情報・要修正
- BUG: 明確なバグ
- NOTE: 後から見返したい補足
- REVIEW: 誰かに確認してほしい内容
大事なのは、タグを増やしすぎないことです。
タグが増えすぎると、結局見なくなります。
タスク管理は、きれいに分類することより、今日の自分が迷わず次の作業に戻れることの方が大切です。
エンジニアのタスク管理は「記録」が命
プログラミングやWeb制作の現場では、作業は一直線には進みません。
途中で、
- クライアントから修正依頼が来る
- 別案件の確認が入る
- サーバーやプラグインの不具合が見つかる
- AIで生成した文章の事実確認が必要になる
- GoogleビジネスプロフィールやSNSの更新も同時に見る
ということが普通に起きます。
だから、タスク管理は「きれいな表」を作ることではありません。
中断されても戻れる状態を作ることです。
その意味で、Markdownに作業ログを残し、Todo TreeでTODOだけを拾う方法は、かなり現場向きです。
AI時代こそ、作業ログを残した方がいい
2023年にこの記事を書いたときは、単純に「VSCodeでTODOが見えると便利」という感覚でした。
でも2026年の今、少し意味が変わってきました。
ChatGPTやGeminiのようなAIを仕事で使う場面が増えると、作業スピードは上がります。
ただし、その一方で、
- なぜその文章にしたのか
- どの情報を正としたのか
- AIの出力をどこまで人間が確認したのか
- 最終的に誰が判断したのか
を残しておかないと、後から説明できなくなります。
AIは便利ですが、仕事の責任を代わりに持ってくれるわけではありません。
だからこそ、私は作業ログを軽くでも残した方がいいと感じています。
## AI利用メモ
- NOTE: ChatGPTで記事構成案を生成
- REVIEW: 料金・実績・日付は人間が公式情報で確認
- TODO: 公開前に内部リンクとメタディスクリプションを確認
この程度でも、後からかなり助かります。
中小企業のAI活用も、最初はタスク整理からでいい
AI活用というと、どうしても大きなシステム導入や自動化の話になりがちです。
でも、実際の現場では、まず
- 毎日同じ文章を書いている
- 問い合わせ返信に時間がかかっている
- 社内の手順が人によって違う
- ホームページとSNSとGoogleビジネスプロフィールの情報が食い違っている
- 担当者しか分からない作業が多い
こういうところから見直した方が効果が出やすいです。
つまり、AI活用の前に、業務のTODOと判断メモを整理する。
ここができていないままAIだけ入れても、たぶん続きません。
WEBCRAFTSでは、沖縄の中小企業向けに、ChatGPTやGeminiの使い方だけでなく、業務フロー、社内ルール、情報の整理、ホームページやGoogleビジネスプロフィールとの連携まで含めたAI導入支援を行っています。
詳しくはこちらにまとめています。
AI導入支援・教育 沖縄・宜野湾|エンジニア歴30年の設計力 WEBCRAFTS
また、もっと身近な例から知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
難しいカタカナは120%不要!沖縄の中小企業が今すぐ始めるべき「泥臭いAI活用」
Markdownで残すことは、AI検索対策にもつながる
少し話が広がりますが、Markdownで情報を整理する感覚は、AI検索時代のホームページ設計にも近いです。
AI検索やGEO、LLMOの時代には、見た目だけきれいなページよりも、
- 何が公式情報なのか
- いつ更新されたのか
- 誰が責任を持っているのか
- どの情報が最新なのか
- ページ同士の関係が分かりやすいか
が重要になります。
これはタスク管理でも同じです。
「どこに何があるか分からない」
「最新版がどれか分からない」
「誰が確認したか分からない」
この状態では、人間もAIも迷います。
だから、エンジニアの作業ログ、社内マニュアル、ホームページの情報設計は、実はかなり近い話です。
AI検索最適化やGEOについては、こちらの記事で詳しく書いています。
AI検索最適化(GEO)とは?|意味・SEOとの違い・沖縄の社長さんが明日からできる手順
SEOの次は「GEO」と「LLMO」?——AI検索最適化の時代に、沖縄の中小企業が今すぐ取り組める誠実なホームページ設計の話
まとめ:Todo Treeは小さな道具。でも仕事の戻り道を作ってくれる
Todo Treeは、派手なツールではありません。
でも、VSCodeの中で、
- 今日やること
- 直すべきこと
- 後で確認すること
- 判断の理由
- 作業の流れ
をまとめて扱えるのは、かなり強いです。
特に、複数案件を抱えている人、Web制作やシステム開発をしている人、AIを使いながら記事や資料を作る人には、Markdown+Todo Treeの組み合わせはおすすめできます。
タスク管理で大切なのは、完璧な管理画面を作ることではありません。
中断されても、迷わず戻れること。
私はそこに、VSCodeとTodo Treeの良さを感じています。
この記事を書いた人
鈴木孝昌。沖縄県宜野湾市を拠点に、WEBCRAFTS代表としてホームページ制作、AI導入支援、SEO・GEO、SNS運用、プログラミング教育に取り組んでいます。
エンジニアとしての現場経験をもとに、単なるツール紹介ではなく、実務で使える情報設計と業務改善を大切にしています。
関連記事
AI導入支援・教育 沖縄・宜野湾|エンジニア歴30年の設計力 WEBCRAFTS
難しいカタカナは120%不要!沖縄の中小企業が今すぐ始めるべき「泥臭いAI活用」
AI検索最適化(GEO)とは?|意味・SEOとの違い・沖縄の社長さんが明日からできる手順
SEOの次は「GEO」と「LLMO」?——AI検索最適化の時代に、沖縄の中小企業が今すぐ取り組める誠実なホームページ設計の話
